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フォークリフトのタイヤの種類とは? 作業環境に適したタイヤの選び方をご紹介します

フォークリフトのタイヤの種類とは? 作業環境に適したタイヤの選び方をご紹介します

荷物の積み下ろしや運搬作業に使われるフォークリフトにはリーチ式とカウンター式の2つの種類があり、それぞれに取り付けられるタイヤの種類が異なります。そのため、フォークリフトのメンテナンスやタイヤの交換を行う際に、どのような種類が扱われているかを事前に把握しておかなければいけません。

そこで今回は、フォークリフトのタイヤについて、リーチ式とカウンター式別による種類や、選び方などを解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

 

■リーチ式フォークリフトのタイヤ

リーチ式フォークリフトには、部位ごとに異なる種類のローラーが使用されるため、フォークリフトのタイヤ構造を理解しておく必要があります。また、タイヤの材質によっても種類が異なるため、素材ごとの特徴を把握することが重要です。

 

タイヤを構成する3要素

リーチ式フォークリフトに取り付けられるタイヤは、「ロードタイヤ」「ドライブタイヤ」「キャスタータイヤ」の3種類です。

前輪タイヤであるロードタイヤは、車体フロントで左右に1本ずつ取り付けられます。ドライブタイヤは、後輪の左側に取り付けられた駆動輪に装着されます。反対側の後輪の右側には、キャスタータイヤが装着され、補助タイヤの役割を担います。

 

素材の違い

リーチ式フォークリフトで使用されるタイヤの材質は、主に「ウレタン」「黒ゴム(溝あり・溝なし)」の2種類です。

ウレタンタイヤは、優れた耐摩耗性や耐荷重能力を有しています。一方、黒ゴムタイヤは、クッション性がありグリップ力が高いため、滑りやすい路面での作業に適しているのが特徴です。また、食品や薬品、自動車工場などでの使用に適した、タイヤ痕が目立ちにくいゴムカラーのバリエーションもあります。

 

■カウンター式フォークリフトのタイヤ

カウンター式フォークリフトの場合、リーチ式と比較して強度の高いタイヤが取り付けられています。今回は、代表的な種類として「エアタイヤ」「ノーパンクタイヤ」「エアボスタイヤ」についてご紹介いたします。

 

エアタイヤ

屋外など路面が悪く、凸凹した道を長距離移動するフォークリフトには、エアタイヤが適しています。

エアタイヤは、自転車のタイヤのように内部にチューブがあり、その中に空気が入っているため、クッション性が高く長時間運転しても疲れにくい特徴を持っています。また、ゴムでできているため、取り扱いが容易であり、比較的低コストで交換が可能です。

屋内で使用する場合は、タイヤのゴムが地面と接触することによりタイヤ痕がついてしまう可能性があるため、注意するようにしましょう。またエアタイヤは釘などの突起物を踏み抜くとパンクしてしまいますので注意が必要です。

 

ノーパンクタイヤ

エアタイヤより寿命が長く、タイヤ全体がゴムでできているためパンクの心配がありません。ただし、クッション性が悪いため乗り心地が悪くなる場合や、重量が重いため交換作業が大変になる場合があります。

また「カラータイヤ」と呼ばれるゴムに色がついたタイプのものもあり、屋内で使用される場合はホワイトやグリーンといったカラーバリエーションのものが取り付けられることが多いです。

 

エアボスタイヤ

ノーパンクタイヤの実用性とエアタイヤの乗り心地といった両方の特徴を備えているのがエアボスタイヤです。全体がゴムで作られ、側面に穴を開けることで衝撃吸収や軽量化を図っています。そのため、乗り心地が向上しており、オペレーターの疲労低減にもつながります。

ただし、性能が向上している分、通常のタイヤよりも高価になる点は注意が必要です。

 

■フォークリフトの種類を適切に選ぶためには?

フォークリフトの種類を適切に選ぶためには?

フォークリフトのタイヤを選ぶ際には、まず利用環境を確認しましょう。路面が凸凹している場合は、サスペンションがあるエアタイヤが適しています。木片やガラス片、またはくぎなどが落ちている恐れのある場所での使用には、ノーパンクタイヤが適しています。ただし、エアタイヤでもパンクしにくいものもあるため、サスペンションを重視したい場合はエアタイヤを使用することもできます。

 

リーチ式フォークリフトでは、エアタイヤとノーパンクタイヤの区別はありません。ただしタイヤには、ゴム製とウレタン製があります。ゴム製はクッション性に優れ、ウレタン製は耐久性に優れています。屋内での作業が主で毎日長時間乗る場合は、ウレタン製がおすすめです。クッション性を重視する場合はゴム製が適しています。

 

■まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はリーチ式フォークリフト・カウンター式フォークリフトにおける、それぞれのタイヤの種類についてご紹介しました。タイヤの寿命を少しでも長くするためには、利用環境に適した種類のタイヤを選ぶことが重要です。ぜひ、今回の記事を参考にしてみてください。

 

私たちスズヒロフォークリフトは、愛知県豊田市でフォークリフトのレンタル、新車・中古販売、買取を行っています。フォークリフト専業の私たちであれば、フォークリフトにまつわるあらゆるご要望に対応が可能です。ぜひ、お困りごとやご要望がございましたら、お気軽にお問合せください。

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